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食育とは? Vol.1

更新日:2018年7月19日

こんばんは。もう深夜3時半過ぎ…。普段は1分もしないで寝付けるのですがなんだか珍しく目が冴えてしまい…明日も仕事なので早く寝たいところなのですが、困ったことに全くな睡魔が来ないので眠くなるまでブログを書こうかな。今日は子育て家庭への食育支援・出張作り置きのお仕事でした。

シェアダイン https://sharedine.me


今日は最高気温35度の暑さ。日中の移動で夕方にはほぼメイク落ちてました😂笑 その後撮影の打ち合わせに着いた頃には完全つるりとした顔に…メイクポーチ自宅に忘れちゃったんだよね…驚かせてすみません(´▽`)ドナタデスカ?状態 笑




出張作り置きは3時間で1セット。子育て中のご家庭にお邪魔し、ご挨拶&カウンセリングや冷蔵庫の中身、調味料、調理器具、食器の確認をさせていただくのに約15分ほど、洗い物を終わらせ、ゴミの始末をし、床もしっかり拭き上げて料理の召し上がり方(ご希望の方には作り方)の説明、身支度などに約15分程。となると実際の調理時間は2時間半。基本的には10品前後をお作りするサービスなのですが、できる限り品数を作ってそのご家庭のお悩み解決に合った料理が見つかるよう努めており、平均15〜20品作るようにしています。


今日のある1件で作ったのは完成や下ごしらえを入れて、主菜9品、副菜、9品、汁物2品、主食1品、万能だれを1品の自身の最高記録更新の22品になりました。振り返り&反省を繰り返し、少しずつ効率を上げられているかな。


1 しっとり鶏ハム 

2 鰤の照り焼き

3 生姜焼き

4 鮭の西京焼き

5 豚肉と新玉ねぎの甘辛煮

6 煮込みハンバーグ

7 信田煮

8 ハンバーグタネ

9 鶏肉と茄子のみぞれ煮

10 鮭と野菜のお味噌汁

11 中華風かき卵スープ

12 和風香味たれ

13 カニかまでなんちゃってカニご飯

14 蒸しトウモロコシ

15 カラフルピーマンのアーリオオーリオ

16 キャベツのさっぱり和え

17 プチトマトとバジルのサラダ

18 小松菜の煮浸し

19 姫筍のきんぴら

20 ゴーヤチャンプルー

21 もやしのナムル

22 たたききゅうりの生姜風味


とても喜んでくださり嬉しかったです💗しかし、ん?これは私が共感して賛同し始めた出張作り置きは理想とする食育活動ににつながるのだろうか、とここ最近ちょっと感じることがありこのモヤモヤ感を拭うべく私の思う「食育」についてブログに書くことにしました。


こちらの仕事を始めたきっかけ→

https://sharedine.me/shokuiku-media/ryorikasaninterview-vol11/



そもそも食育ってなんだろう?というところから。平成17年始まった食育基本法ですが、その食育基本法の中では「食育」を次のように位置づけています。

1 生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育同様に基礎となるべきもの。

2 様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること。


つまり、私たちの心も身体も「食」の上に成り立っているということですね。


食育は子供だけではなく、一人暮らしの高齢者にも今必要とされていることなのですが、特に成長期の子どもに対する食育は、子どもたちが一生涯にわたって健やかに生きていくことができるよう、その基礎をつくるために行われるものです。子どもの頃に身に付いた食習慣を大人になってから改めることはとても困難。

日々の家庭での食事や幼稚園・保育園、小学校と…通して食事の経験から、食べることの大切さを知り、味覚を身につけ、マナー、社会性、協調性を身につけます。そして私たちの身体の健康的な細胞は日々の食事で作られていきます。生活習慣病などの病気予防は子どもの頃の食生活からなんです。これだけではありません。愛情のこもった食事を毎日家族で食べること、幸せで楽しい食卓を囲むことで親子、家族の絆が深まるんです。


食育インストラクター1級を取得するまでに親子クッキングなどの活動や研修会はもちろん、様々な食育に関わる本を読みました。例えば『家族の勝手でしょ!食卓の喜劇』では様々な食卓のリアルな現状を知り、このままでは日本の食卓はどうなってしまうんだろうと考えさせられました。


『頭の良い子が育つ食卓』の一部分で印象に残っているのが、大人になった際に記憶の中に残っていた料理を聞くと誰もが一番にあげるのが、ほぼ「褻(ケ)の場」の料理ということ。ハレの特別なお出かけの際にレストランなどで食べたものももちろん特別感があり大切な思い出になりますが、それ以上に「日常の」それもお母さんが作ってくれた何気ない料理にこそ子供たちの思い出に残っているんです。いかがでしょうか?小さいときに食べたもの。時々みると思い出として懐かしくなったりしませんか?「ああ、これはお母さんがよく作ってくれたなあ」「この料理をみるとあのエピソードを思い出す」etc…他にも色々オススメの本がありそれは追って。


私が従事している食育インストラクター協会理事の江上栄子院長。「ご家庭の幸せは愛情のこもった家庭料理から」のモットーで料理学校を経営され、私は正社員から非常勤講師として切り替えて現在も在籍していますが、企業料理講習会などで大勢のママさん達に教える&質問される際、「できる範囲で、簡単でいいんです。手作りすることが大事なんです。」と言うようにしています。


 企業タイアップの料理イベントでは企業様からはインスタ映えするメニュー&盛り付けなどを求められるのでその内容に従ってますが、萎縮されるお母さん方もいるのも事実です。広まるSNSで今までわからなかったお隣のご家庭の食事が見れてしまう。いい刺激になってお料理にはまる方もいらっしゃれば逆に「私あんな風に作れないし…」とお料理への苦手意識を強めてしまってあまり作らなくなったという方も。


SNSに思いっきり装飾して写真を載せている私が言うのもなんですが、大事なことは「おしゃれに作ったかや何を食べたか」よりも、「そこに家族間でどのようなコミュニケーションがあったのか?」ということ。


頑張った日に大好物の料理を夕飯で作ってくれた、一生懸命自分のために毎日お弁当を作ってくれた、誕生日の料理を作ってくれた、夜食で受験勉強を応援してもらった…。それが思い出の一つひとつに残り、絆になっていくと思います。先ほどのSNSでの話に戻りますが、私がフォローさせていただいている方々は「こんな家庭が作れたら」と思う本当に愛情あふれた食事が日々載っていて、まさに食育のお手本的存在。お子様は幸せだろうな〜…と想像しているだけで私まで幸せな気分になれます。果たして私が母親になる日が来たらできるかどうか…「あんな風に作れないし…」そうじゃないんです。そんな素敵な投稿を見て、真似できるかできないかではなく、自分は家庭で食卓でどうコミュニケーションを作っていくか。その参考に私はさせていただこうと思っています。


親子だけでなく夫婦間でも。育ってきた環境によりお互い好みは違いますが、少しずつ歩み寄り、二人の好きな味、二人だけの家庭の味を作っていき「美味しいね」と食卓をともにすることで夫婦の絆も深まると私は考えていて、こっそり食事で仕事を応援したり、愛情表現をしているつもりです。「毎日頑張ってるから今日は自分の好物より夫の好物のおかずにしよう」「遅くまで飲んでいたから朝は胃に優しいものにしよう」「海外から戻ってきたばかりだからザ・和食にしよう」など。どうだろう、伝わってるかな〜✨笑


我々も教える際のレシピの目処はありますが、必ず加える言葉。「あとはご家庭の好みの味に微調整してくださいね」。そこにこそ家庭料理の醍醐味があると思います。


出張料理ではありがたくも嬉しいご感想やご評価をいただき、「レイコさんに定期的にお願いしたい」「レイコさんのご飯!と言いながら完食したんです。」という言葉をいただくと心から嬉しい反面、例えば毎週1回一週間分(冷凍保存も含め)を作り続けたら、いつか目の前の可愛いお子様の記憶に残るご飯が”知らないおばさん(私)がよく家に来て作っていたご飯になったりしないだろうか”と最近少し不安がよぎってしまい…



違うんですよ。私が目指しているのはそ〜じゃないんですよ(涙)!!


始めたきっかけが核家族化&共働き…という風に子育て環境も昔と変わってきているので、お母さんはご家族のお料理も大変な上、お子様が食べない&好き嫌いが多いなどの悩みに色々試す時間や心の余裕はないと思うんです。お料理が苦手ならば尚のこと。相談できる人も近くにいない…そんな悩みを解消するきっかけや、そのご家庭の家庭料理を作るヒントになるきっかけ作りのお手伝いができれば、と始めた仕事。


今後どんな風に現場でアドバイスしていこう、フォローしたらいいのだろう。と少し考えてしまいました。一歩間違うと他社と変わらない料理代行。私は「子育て世代限定&食育支援」を兼ねたこちらのサービスに共感して始めたのでできる限り食育の大切さも広めたい。お母さんではなく他人が作った手作り料理となると手作りお惣菜と一緒なんです。


代行もお惣菜ももちろん我々の作り手の愛情はありますが、食育の面から考えると親子の絆は作りにくい。主役は作りに伺う我々ではなく、「お母さんとお子様」です。できれば私たちが作り、食卓では「お母さんの手作り」に見せてもらえたら一番なんですよね💗それを少しずつ上手にまずは伝えようかな。だから「ほら、レイコさんがこんなに作ってくれたよ〜✨」なんて私を立てなくていいんですよお母さまぁぁぁ〜涙 まるで食卓には自分が作ったかのように説明して召し上がっていただきたい!


そうすることでお子様にもお母さんの愛情が伝わる→お母さんも反応があったものは自分でも作ってみようかな→ご家庭の好みに合わせたアレンジが加わりその家庭のお料理になっていったらいいなと感じます。


まずは目の前のお客様にご満足いただけるよういつも1分1秒少しでも品数を増やそうと必死。お悩み解決にヒットできる分母を増やすことが大事かと、ある調味料&ある食材で時間内にできる最大限のお料理をご提案いこう&最後のアドバイスの時間をもっと増やせるようもっと効率をあげることに修行修行。


ああ、親子クッキングや食育料理講座もしたいなあ。現在料理教室を月に2回でも出来ないか色々場所を探してます。まだ準備中ですが実現できるよう頑張ろう。

長くなったので続きはVOL.2へ。

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