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食育とは…?VOL.2

更新日:2018年8月4日

こんばんは。土曜日の今日、朝からお昼まで大人10名子供3名のホームパーティの出張料理へ。食材御予算1万円で13名分11品。喜んで頂けて嬉しかったです✨その後は毎月レシピ寄稿をしている企業様へのレシピ作成や新しいお仕事の提案書作成などをまとめて。


食育についてVol.2。

前回は食べる面でのお話でしたが今回は体験するお話を… 食育と言っても実に幅広く、野菜つくりもそうですし、家族で水族館や牧場へいくのも、 昔話題になった豚をクラスで飼ってみるのも食にかかわる体験はすべて食育なのです。スーパーを一緒に歩いて、この季節だからこんな野菜やお魚が並んできたね〜と会話することも、です。



食べるまでのさまざまな過程を見たり育てたりの体験をすることは食に興味がない、興味が薄い子供に効果絶大で、毎日の食事に興味を持つようになり、感謝の気持ちも芽生えるので好き嫌いも自然と減り、残さず食べるようになる変化も見られるようになります。また前回の続きになりますが毎日ご飯を作ってくれるお母さんや、働いて食べさせてくれるお父さんに感謝の気持ちも自然と芽生えたりいい事づくし。



毎年夏になると夏休みシーズンの小学生向けの親子料理教室でこの数年あちこちへ伺っています。主に日帰り可能な関東圏が中心ですが、去年は三箇所へ。一昨年は福島県へも泊まりで行ったことも。講師の同僚と温泉に入り、地酒&馬刺しを堪能💗まるで修学旅行みたいで楽しかった〜! 主に食育へ力を入れている企業様とのタイアップでの仕事ですが、2家族1チームでつくってもらうイベントで、メニュー内容はワンツースリ〜でできちゃうような簡単な3品。親子の思い出作りと、食卓から協調性や自立心を育て、また お手伝いの大切さを体験を通して伝える食育が真の目的です。



お子様がどんな あちゃー…な状態にしていても最後までぐっと見守るお母様もいれば、始めからお子様は見ているだけで全部ひとりでやってしまうお母様も様々。 そこは、「我々がいますので安心してください」と其々お子様へ舵取りを戻します。普段お手伝いをしている子かそうでないかは料理開始1分もすればすぐわかります。している子は周りをよく見渡し、なにから始めたらいいかすぐ判断でき、お母さんと協力しながらすすめるのです。 普段料理を良くするの?と聞けば、料理はしないけど、お母さんがしているときにお皿をならべたり箸をならべたりするくらい。と。他の事をよくお手伝いしていました。思わずうわー偉いねー!!と、わたし。



偉い…そうなってしまってるくらい実は今、日本は先進国一、お手伝いをしない国と言われています。 なぜお手伝いが必要か?そして、食卓におけるお手伝いをすることにより得られる効果とはどんなものでしょうか?



国の調査によれば、お手伝いをよくする子どもはしない子にくらべ正義感・道徳心が非常に強く、東京都の調査では、お手伝いをしている子は、していない子より問題解決能力が高かったというデータがあります。他人とのコミュニケーション能力、判断力、洞察力など、社会に出たらどんな仕事であれ共通して必要とされる能力。仕事に困らない人になるためには、そうした能力を早いうちから身につけたほうが得です。そして自然に身につけるには何より「お手伝い」に勝る経験はないのです。


毎日勉強することが仕事のような子供時代は帰ったらいわれるのが、宿題しなさい、勉強しなさい、テストをがんばりなさい…当たり前ですが、小さいうちは教えることより教えられることばかりで、やらなければ怒られる事が多い。


そんな中、「頑張ったね」もやる気に繋がりますがそれ以上に「ありがとう」「助かったよ」と家族に言われる経験をつむと、僕が(私が)いないと!という責任感が育つのです。


だからと言っていきなり「庭の草むしりしてもらえるかな」ではハードルがありますが、毎日必ず来る朝晩の食卓ではどうでしょう?自然にお願いができて、ありがとうが言いやすくなります。「しなさい」より「ありがとう。助かるよ」といわれ続けるといつしかそれが当たり前になり、さらに違うお手伝いを探すようになり、自分は家族に、必要な存在だと、自己肯定力が強くなるデータがしっかり出ています。



また料理を誰かと一緒にすることは、短い時間で同じ目的を持ち達成感を味わえるのでチームワークを強くする効果があります。(その理由で例年会社の研修やチームビルディングに料理イベントをご利用になる企業様も)「僕にも(私にも)できた!!」そんな経験が小さい頃に人よりたくさん重ねられる毎日の食卓。使わない手はありません。初めは一人でやるほうが早いしイラっとしてしまうかもしれませんが、まずは野菜を洗ったり、なにかを混ぜたりからでもぜひお願いしてみてください✨ 私が料理学校にはいりまだ2年目くらいの助手時代の話に。 私には知的障がいを持つ3歳上の姉がいます。お金の感覚もわからず、地図も電車の路線もわかりません。正直仕事もあまり覚えられない障がいの重さなので、どこへ行っても怒られてばかり…。心から愛している実親や実妹でもこらえることが多いのです。外でありがとうなんて普段言われてるかな…当たり前ですが怒られてばかりだとさらに萎縮し、失敗し、その悪循環ですよね…。妹として姉が元気がなかったり精神状態が不安定になると胸が苦しく、辛い。



そんな姉はわたしと同じく食べることが好きで、実家に帰ってきたときに毎回わたしが料理していた時期があり、キッチンをいつもそーっと見てました。見せたり説明はいつもしていたのですが、たまたまふと、一緒にやってみる?と声をかけたら「やる!」と姉。数年も前のことでを作ったかまでは覚えてませんがとにかく積極的で、私のおだてに乗せられて(笑)、上手ではないながらにたくさん頑張ってくれた記憶があります。終わった後の満面の笑みで清々しい顔と言ったら!!✨


その時ふと、「料理教室に通いたくても通えないような施設の子達にボランティアで料理を教えたい…!!ちょっとした達成感で自信をつける経験を料理を通じて体験してもらいたい」という食育活動を思いついたのです。



当時の私はまだ料理学校での仕事だけで毎日必死で、帰宅すると気絶して寝るような日々…。でも月に1回でもどうしてもやってみたかったので院長に相談(というよりやります!の報告)を。休日でできる範囲で、かつ日々の仕事を怠らず今まで通り、今まで以上にしっかりやれるのならば頑張りなさい。と背中を押していただいたので各作業所に「料理教室ボランティアをします、レクリエーションの一つでいかがですか?」の手紙を出すことに。




(※当時の手紙とある福祉園から呼んでいただいたときの自身のFacebook投稿)

始めはみんなに慣れて仲良くなってくださいとのことで休みの日に朝から園に行き、ラジオ体操から仕事のお手伝い、お手洗いに連れて行ったり…そんなことをしながら料理教室の打ち合わせをお願いしました。中には障害の軽い一人暮らしの女性もいて、料理を習いたいけれど高くて通えないと言う方の言葉に、「教えますから!」と自立支援なんかのボランティアもいいなと思ったくらいです。


姉もそうですが、彼らのお給料って頑張っても頑張っても月に1万とか本当に微々たるものなんですよね…。福祉手当があるとはいえ、習い事はなかなか出来ないのではと思います。 ボランティアは結果から言うと叶いませんでした。保健所の決まりだとか、怪我の心配だとかで延ばし延ばしになり、私も普通のボランティアさん化して行きそうな空気だったので詰めたところ、あやふやに。白黒はっきりはさせませんでしたが料理レクリエーションには消極的と感じました。・・・(涙)


「いつからやるの〜?」「早く教えて〜」のキラキラした瞳に、このままではやるね、やるね、ばかりで彼らにとって嘘つきな人になってしまう…と私の想いは一旦胸にしまい、泣く泣く身を引くことに。それに、こちらからの善意の押し売りになってしまってはご迷惑になりますし、どこのだれかわからない女性が急に現れ、呼んでもないのになぜ忙しくならなければ…とスタッフの方も思いますよね。

その時の悔しさがバネになり「学校で1日も早く担当授業を持ち、食育インストラクターも1級まで取り、とにかく経験を積んで講師をお願いされるような立場になれるよう頑張ろう」と決めたのでした。 あれから早数年…教える経験も食育活動も積極的に受け、だまだなヒヨコですがフリーランスになり、講師に呼んでいただける経験も増えてきました(経験済み&予定を含め)。徐々にまた再チャレンジしたい気持ちがふつふつと出てきて、この自身のホームページを作成した際、一緒に入力をした部分があります。ビジネスページの出張業務部分。https://www.reiko-kitchen.com/3-rd-gallery

小学校の障がい者学級のレクリエーションでも、社会福祉作業所などのレクリエーションでも料理教室をご希望の方、お問い合わせページからお気軽にお問い合わせください。材料費は参加者で負担にはなりますが(人数、内容によりますが300〜800円程度で1〜3品出来ます)、交通費、講師代は不要です。

仕事で叶えたい目標もまだまだたくさんあるのでボランティアのみで過ごせないのですが、月に1度開催でも、食を通じて私なりにできる社会貢献活動を細く長く続けていけたらと思っています。私自身新しい勉強になりそうですし、やりがいに繋がりそう。障がいの度合いに応じて包丁を使わないメニューなども可能です。みんなで作り、協調性を育て、達成感を味わい、食べる喜びを…✨



最後に…。3年前かな?料理学校の出張親子クッキングイベントにて、ポッカサッポロさまのキャラクターレモンジャくんにどうしても入って見たくて、、クッキング終了後に企業様にお願いして叶った写真。なかなか入りたいと思わないかな(笑)

じゃ〜ん!!✨ヽ(´▽`)/空気を出す機械を背負って膨らまします。重たい重たい!見守る院長。頑張って踊って見ましたが、全然動けてなかったみたい!ミッキーやミニーちゃん、バク天してしまうドアラくんを尊敬しました(笑)


あれ?もう4時…最近夜になると目が冴えて眠れないのに悩んでいます。でも明日は休みだし!素敵な日曜日をお過ごしください💗


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