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リライトという仕事

最終更新: 2019年1月9日


こんにちは。昨日から仕事が始まりました。

毎年この季節に担当させていただいているのですが、お肉を使った料理のコンテスト参加者レシピから選抜し、レシピブック用にリライトして撮影を行う仕事。面白いなあ〜と思うレシピが毎回で選ぶのはいつも悩みます。



目的によりリライトの幅や内容も変わりますが、一番多いのが「私的レシピを校正して公的のレシピにすること」。料理レシピの書き方には一定のルールや表現があるのですが、個人が自由に投稿できる無料サイトなどは特にチェックが入るわけでもないので表現がその方々の独特な表現だったり作り方だったりします。


わかりやすく表現を足したり削ったり、わかりにくい表現をわかりやすく変えたり、それでもわからないものや、読んだだけでちょっとこれはおかしいのでは?と予測できる場合は実際に作ってみて、その方が作りたいのであろうゴールを守りつつ効率的な作り方に変えたりします。材料に関しても、その土地でしか採れないような食材は全国どこでも買えるような代用食品に変えたり(新聞の全国紙のレシピを書いたときは本当に何よりもここが大事でした)そんな仕事。


今回も全国各地、10代から70代までの老若男女の方々が書かれたアイディア溢れるレシピでいっぱい。どれも美味しそう!しかし書き方や表現はそれはそれはもう・・・

わかりにくいよおぉおぉ・゜・(ノД`)・゜泣・。


「私のコンテストレシピが全国に!と楽しみにしていたのに全然違う!」とならないようにオリジナルカラーを残しながらバランスを大事に丁寧にリライトするように心がけています。理解するところから始まるので自分でレシピ考えるより神経使うかも(^^;


例えば4人分のレシピを20人分のレシピにするとします。全国のお肉屋さんに「お惣菜としてこんなお料理もおもしろいですよ」のコンテスト&マニュアルレシピ化なのでどのお店でもあるような基本の調理器具でできて、忙しい中でも大量調理ができるように簡単で効率的な調理工程に直す。それぞれのお店でもアレンジできるようにベースを提案してコメントで「こんなアレンジもこんなアレンジもできます」とアイディアもそっと追加する。さらには調味料もただ倍量にしていけば良いものではなくて、4人分の塩分を20人分でそのまま5倍にするとしょっぱかったりするんですよね。そういった増やすことで起こりうる事も想定しながら仮のレシピを作って試作もします。



話は逸れるんですけど・・。よく

「無償でレシピを書いてもらえますか?」

という経費削減のための依頼感満載のメールが問い合わせに来ます。レシピを頭であれこれ考えて、買い出しに行って(材料費自腹)、試作を繰り返して、レシピを書く。結構時間もかかるもの。ズーンと悲しくなる(°▽°)アイディアだけでなくレシピの書き方に至るまで経験を地道に積んでいるのにプロと見ていただけていないのだな、と。・゜・(ノД`)・゜・やっていてモチベーションが下がる&惨めな気持ちになるような依頼は結局お互いにとっていい結果にならないと思うので、開発(商品・メニュー・レシピ)に関する0円案件はお断りしています。


無償案件に関してもう少し書くと、全てが悪いというわけではないとは思います。開発経験がない方にはすっごくいいチャンスの場であると思うんです!私自身も経験がまだまだ無い業務で経験を積みたい場合はお金をいただかず勉強のためにお受けしてみたい事もありますし、経験が豊富な内容でもインプットが多そうな内容でしたら無償でも良いからやって見たい!と思ってこちらから申し出ることはあるので自発的なものはありなのかなと♬手に職の仕事って経験を積めば積むほど次のお仕事に繋がりますので大事。


でも…本音を言えばお会いしたこともなく、先方からお願いするのに「無償でレシピ開発してください(材料費なし)」ってよく考えると羨ましくなるくらいすごい神経だなあ…(^^;って思うのは私だけ?笑 私も業務委託することがありますが無償でなんて絶対頼めない。


昨日はそういえば人日の節句でしたね。朝に七草粥を食べて、仕事先では30カップの出汁を引くことからスタートしました。これだけ引くと部屋いっぱいに幸せな香りが広がります。



絹製の出汁濾し欲しいなあ〜。



今日はこれからまたお仕事です。

素敵な1日をお過ごしください。





 




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